リファラル採用のメリット・デメリット、成功させるためのポイントとは?

新型コロナウイルス感染症の影響を受けたこともあり、採用市場の流れは大きく変わろうとしています。スタートアップ企業や中小企業をはじめとして、あまりコストをかける余裕はないけれど、人材不足を解消したいという企業から注目を集めているのがリファラル採用です。リファラル採用とはどのような採用方法なのか、そのメリットとデメリット、リファラル採用を成功させるためのポイントについてまとめていきます。

リファラル採用とは

リファラル採用は、社員紹介採用とも呼ばれるもので、自社の従業員に知人・友人を紹介してもらう採用方法のことをいいます。転職エージェントなどを間に挟まず、企業が直接求職者にアプローチする「ダイレクトリクルーティング」の一つです。離職者が出てしまったあとの人員補充であったり、優秀な人材を獲得したりするための方法として注目されています。

リファラル採用のメリット

採用コストが低い

リファラル採用は、人材を従業員から紹介してもらうことで行う採用方法なので、費用が発生しません。ですが、従業員の協力を促すために、紹介者となった従業員に対してインセンティブを支払う企業が多いです。そういった費用をふまえても、リファラル採用は他の採用方法よりも低コストで行うことができます。

採用した従業員が定着しやすい

リファラル採用で選考に進む人材は、知人から社内の雰囲気や業務内容について具体的な話を聞いた上で選考に来るため、採用した後のミスマッチが少なく、採用してもすぐ離職してしまうケースが少なくなります。また、職場での悩みや疑問を、紹介者である知人に相談することができるので、環境に馴染みやすくなります。

転職を考えていない人材とも出会える

転職エージェントや合同説明会などを利用しているような人材だけでなく、現時点では転職活動を活発に行っていない人材とも接点を持つことができます。競合他社と競わずに潜在層の中から自社にマッチする人材を採用できる可能性を秘めているのは、リファラル採用の大きなメリットです。

紹介する側のエンゲージメントを高められる

従業員が他者に自社のことを話そうとすることで、自社のバリューやミッションについて再確認することができますし、社内制度や取り組みについてもより深く知る機会になります。その結果、従業員のエンゲージメントの向上が期待できます。リファラル採用によって定着する人材が増えて、職場の風土が良い方向に変わっていくことにつながれば、より従業員エンゲージメントは高まっていきます。

▽従業員エンゲージメントについては、こちらの記事もご参考ください。▽

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リファラル採用のデメリット

不採用時にケアが必要

紹介してもらった人材を選考し、その結果不採用となった場合、紹介者と不採用者の間の関係にマイナスな影響を及ぼしてしまう可能性があります。この点が、リファラル採用において、紹介者となる人達が懸念する点ですので、選考に至るまでの過程と、不採用とした後のケアがとても重要です。

長期的な採用になる

リファラル採用は、従業員が自社に合うと考える人材を紹介するものですが、その中にはまだ転職を考えていない人材も含まれており、採用にかける期間が長期にわたることも多いです。今すぐに人材が欲しいという場合には、リファラル採用は効果を発揮しづらい場合があります。

似た人材が集まる可能性がある

求めている人材像や採用の目的を理解してもらえないまま、多くの人材を紹介してもらうことに成功したとしても、紹介者と考え方が似た人材が多く集まる可能性があります。採用して入社した後も、そんな気はなくとも派閥が生まれてしまうなど、トラブルの原因になってしまうことがあります。

リファラル採用を成功させるためのポイント

制度の詳細を従業員へ周知する

リファラル採用とはどういう制度なのかというところから、リファラル採用を行う目的、募集するポジションの詳細、選考基準、採用後の待遇など、リファラル採用に関する具体的な内容を従業員に周知しておくことが重要です。従業員が欲しい人材像を理解することで、この人なら当てはまるかも、と具体的に考えてもらいやすくなるため、より求めていた人材像に近い人と接触することができます。

また、友人・知人に自社を紹介する上での効果的な伝え方や、自社の魅力的なポイントについてのレクチャーをすることも効果的です。その際、第三者機関からの認定を受けているなどの分かりやすい指標があると、魅力的な会社であることをより伝えやすくなります。

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▽ホワイト企業認定について、詳しくはこちらの記事もご参考ください。▽

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紹介特典の導入

紹介した人が入社した場合、従業員に特典を設けると意欲喚起にも繋がります。特典内容や支給条件についても分かりやすく伝えておくことで、紹介のハードルを下げることができますし、トラブルを避けることにもつながります。

従業員エンゲージメントを高める

「友人・知人を紹介しよう」と従業員に思ってもらうためには、まずは従業員エンゲージメントが高くなければなりません。従業員の待遇についてのサーベイなどを定期的に行い、ヒアリングすることから、実際に環境改善に努めていくことが大切です。その結果、従業員が自社のことを誇りに思うことができれば、会社のために優秀な人材を紹介したいと思ってもらうことができます。

選考後のアフターケアをしっかり行う

リファラル採用においては従業員に協力してもらうことが必要不可欠ですが、会社に自分の友人・知人を紹介するということにハードルの高さを感じることが多いです。「紹介したものの不採用だったら気まずい」「関係が悪化するかも」と感じるのが原因のひとつです。

実際に選考に入る前にカジュアルな面談を挟んだり、社内のイベントに参加する機会を設けたりすることで認識のズレをできる限りなくした上で、選考を行った結果が不採用となった場合でも、その後のケアをきちんと用意しておくことが大切です。紹介者との関係を悪くさせないためにも、会社が費用を負担して食事会を開催するなどの仕組みづくりができていると、紹介者もより安心して協力することができます。

まとめ

リファラル採用は、仕組みづくりができていれば、低コストで非常に大きな効果があげられる採用方法です。副次的なメリットも非常に大きいので、是非取り組まれてみてはいかがでしょうか。

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