残業時間抑制に成功したフレックスタイムや、自治体を巻き込んだワーケーション勤務制度を導入

    人事サービスを取り扱い、働き方改革を推奨する企業として急成長を果たすあしたのチームさん。更なる組織全体の底上げと飛躍のために、「自立型組織」の確立、フレックスタイムやリモートワークを導入し、柔軟に働ける制度設計に取り組んでこられました。第5回ホワイト企業アワードでは、コロナ対策部門を受賞。現在までの取り組みと今後の施策について、あしたのチーム採用部ご担当者様にお話を伺いました。

    目次

    フレックスタイムの導入で、残業時間抑制に成功

    初めに自社の特徴的な制度の概要を教えてください

    弊社では2019年秋に「コアタイムを緩和したフレックスタイム」を導入しました。自由度の高いフレックスタイムなので、従業員が柔軟に働けるようにしました。例えば、夜に打ち合わせのある従業員は、午前中に予定が無ければ13時出社へ。業務時間内で中抜けもOKにしました。

    役職者が積極的に制度を利用し、メリハリをつけて働く事で、部下にもその働き方が浸透されるようになりました。部署により異なりますが、従業員のうちリモートワークは7割超え、フレックスタイムは5割程度が利用しています。

    「自由度の高いフレックスタイム」との事ですが、コアタイムは設けていますか?

    毎週月曜、火曜の朝9時~13時は、部門間の会議が多いため、コアタイムを設けています。

    柔軟な働き方の浸透で、何か効果はありましたか?

    残業時間抑制の観点で、フレックスタイムとリモートワークを導入しましたが、残業時間抑制だけではなく、メリハリのある働き方で生産性も向上しましたし、従業員満足度調査では、期待度と満足度及びモチベーションのスコアが向上しました。働く環境に左右されることなく、仕事の成果にコミットできる体制構築が実現できたのではと思っています。

    育児中の女性従業員からは、子供の体調不良や行事参加などで仕事に穴をあける事に後ろめたい気持ちや自分自身のストレスもあったが、フレックスタイムやリモートワークを活用することで、両立がしやすくなったとお声を頂いています。
    また、共働きの従業員も多いのですが、男性従業員からは、制度によって家事育児への参加時間が増えた事で家事分担のバランスが整い、家族からも好評とのお声もあります。

    制度を浸透させるまでに苦労したエピソードがあれば教えてください

    スピード経営の中でこれまでもいろんな施策にスピーディかつ臨機応変に取り組んできたため、変化に強く、柔軟な社員が多いこともありますし、元々ITツールを使いこなしてオンライン営業、会議等も行っていましたので、そこまで大きな苦労はなかったと思います。

     

    柔軟に働ける制度設計による「自立型組織」の確立

    ホワイト企業の認定取得を目指したきっかけや目的を教えてください。

    この数年で、スピード経営を以て、従業員200名規模の企業成長を遂げられた理由の1つとして、半期に1度の制度改定による「人事制度改革」だと考えています。世の中の多様な変化に対応し、社員が自発的に会社への貢献意欲を持ち、自立した組織創りを継続することができました。当社のお客様であるベンチャー・中小企業の方々に自社の取り組みを知って頂き、1つでも参考になればと考えたためです。

    ホワイト企業認定取得後に、社内外から得られた効果はありましたか?

    採用において、候補者・学生の皆様に健全な組織である1つの指標として捉えて頂いています。
    また、お客様からは「実際にどんな取り組みをしてきたのか?」というお問い合わせを頂くこともあり、人事評価制度を通じて企業の課題解決を行う上で、プラス@の提案にも繋がっています。

    半期に一度、人事改定を実施していらっしゃるとのことですが、どのように改定内容を決定していらっしゃるのでしょうか?

    弊社は人事評価制度を提供している会社として、目指して頂ける存在であり続けたい一心で、常に先手を打った人事施策を投じ、クライアントさんにもそのノウハウを共有し、世の中に貢献していきたいという想いがあり、2015年より様々な施策を柔軟に展開して参りました。改定内容は従業員アンケート調査を定期的に実施し、小さな改定は逐一、大きな改定については半期に一度実施しています。アンケートを実施後はすぐに集計をし、集計結果と会社方針・改善案を全社にアナウンスするように努めています。この徹底により従業員の声がきちんと届いている事を実感してもらったり、アンケートにも大変協力的です。

     

    自治体を巻き込みワーケーションを導入し地域貢献!第5回ホワイト企業アワ―ド コロナ対策部門受賞

    コロナ禍で新設した制度や取り組みについて教えてください

    社員の安全を第一に考え、緊急事態宣言後リモートワークを導入しました。これまでも日々の通常業務において、オンラインで営業やコンサルティング、また社内会議等を行っており、すでに社内体制、設備も整っておりましたので、何ら滞りなく、導入できたことが何よりも良かった点です。

    また、国の方針が日々変わる中、会社としての今後の方針は先手を打ちアナウンス・情報開示したことも、従業員の信頼に繋げることができ、4月末に実施した従業員満足度調査のスコアが5割向上しました。

    2020年10月より導入したワーケーション勤務制度は、第5回ホワイト企業アワ―ドのコロナ対策部門に選ばれましたね。自治体を巻き込むことでコロナ禍の地域観光業への貢献もしている点を社会性の観点から評価させて頂きました。制度について詳しく教えて頂けますか?

    徳島県三好市のサテライトオフィス

    弊社はリフレッシュ休暇制度を2020年10月より一部変更し、ワーケーション勤務制度を導入しました。コロナ禍を機に働き方改革の一つとして注目されているワーケーション推進のため、長期休暇と掛け合わせてインセンティブを付与することで、戦力社員の長期離脱防止、有給休暇の取得率向上、健康経営、生産性アップ、ワーケーション向け宿泊プランにより疑似保養所的に福利厚生を図るなどが制度展開の目的です。
    ワーケーション先には、提携先である徳島県三好市にあるサテライトオフィスでワーケーション勤務を推奨し、使用時には会社が旅行代金として20万円を補助しています。今後対象先拡大も視野に入れております。
    この取り組みが、地元雇用(維持)だけではなく、都市部からの労働者への呼び込みに繋がり、長期的な展望としては移住(増加)の一助になることを期待しています。

    リフレッシュ休暇制度の変更点

    今後注力していく取り組みはありますか?

    弊社は今後ダイバーシティに注力しようと考えており、「ダイバーシティ推進プロジェクトチーム」が発足されました。ジェンダーギャップ解消、さらに多様性を推進し、日本で一番働きやすく、働きがいのある会社を目指していきたいと思っています。

     最後にホワイト化を目指す企業様へ一言お願いします

    特にベンチャー企業は、成長フェーズの中で人事評価制度・人事制度・労務関連等に悩まれている企業も多いと思います。人事評価制度を提供している会社として、目指して頂ける存在であり続けたい一心で、常に先手を打った施策を投じて参りました。自立した組織で社員がイキイキと働くことが、何よりもお客様への価値提供を最大化できる理由だと考えています。1つでも参考になる事例を提供することができていれば幸いです。